英国の高等教育の現状について

2016年10月28日(金)、英国大学協会(Universities UK:UUK)のDame Julia Goodfellow会長(ケント大学・学長)による講演会が学士会館において開催されました(国立大学協会主催、広島大学日英欧研究学術交流センター共催)。
国立大学協会の里見進会長(東北大学・総長)の開会挨拶に続いて、当センターの秦由美子センター長が挨拶を行いました。その後、Goodfellow会長より、『英国の高等教育の現状について(英題:The Current Situation of Higher Education in the UK)』というテーマの講演が行われました。
講演においては、教育、研究など英国の高等教育政策の動向と将来への展望が次のように示されました。
Goodfellow会長によれば、世界中から多くの留学生を受け入れてきた英国は、教育はもとより研究においてもグローバルな交流を行ってきました。その成果は、研究者の個人レベルの学術交流にとどまらず、機関間の連携や論文の被引用件数等によって示されています。英国のEU離脱については、英国の大学は全体的な傾向としては離脱に反対でしたが、投票結果が出た現在は離脱後の対応に向けて動き始めており、英国が引き続き、世界中の研究者や学生にとって魅力的であるように努めています。

最後にGoodfellow会長は、英国の大学と日本の大学の関係性や将来の展望に触れ、国際共著論文の件数の増加や、お互いの海外拠点の維持・発展など、学術交流が今後一層盛んになることを期待されました。

(文責: 山口 裕毅)

Dame Julia Goodfellow英国大学協会(UUK)会長・ケント大学学長による講演の様子
































RIJUE 秦由美子センター長による講演の様子


































戻る